今回はタイトル通り、未経験知識なしの状態からエンジニアになる最良の方法をご紹介したいと思います。
事実、僕は高卒肉体労働者という状態から渋谷のITベンチャーに未経験知識なしで転職し、月収80万のWeb系フリーランスエンジニアにまで2年ほどでなることができました。
また、最近流行っているプログラミングスクールでもメンターとして活躍し、大規模新卒エンジニア研修のメンターとして教えたこともある経験から僕が考えるエンジニアになる最良の方法を共有したいと思います。
未経験からエンジニアになる方法
まず未経験からエンジニアになるにはどういった方法が考えられるかご紹介し、その中で僕が最も良いと考えるものをお伝えします。
以下の方法が考えられるかと思います。
- プログラミングスクールに通い知識を身につけてから転職。
- 独学で知識を修得し転職。
- 未経験知識なしでいきなり転職。
この中から僕が考える最良の方法をお伝えします。
結論
僕が考える未経験知識なしからエンジニアになる最良の方法は「3. 未経験知識なしでいきなり転職。」となります。
理由を他の方法のメリット、デメリットを共有した上で解説していきます。
プログラミングスクールに通い知識を身につけてから転職
まずTwitterなどでも多く見られるこの方法ですが、僕はあまりおすすめできません。
この理由をメリット、デメリットを共有し解説します。
プログラミングスクールに通い知識を身につけてから転職のメリット
メリットは以下となるかと思います。
学んだ事実、ポートフォリオなどが制作出来るため、未経験知識なしの人より採用されやすい
これはプログラミングスクールでも謳っている通り事実だと思います。
実際、僕はエンジニアの採用も業務で行ったことがあるのですが、採用する側からしても、自分で何かコードを書いたことがあったり、アプリケーションを開発したことがあるとなると意欲を感じ、採用候補に挙げたことが多くあります。それでも最後は人柄重視で決めておりましたが。
こちらはプログラミングスクールの完全なメリットとなりますね。
ホワイトよりの良い会社に入りやすくなる
やはりプログラミングスクールである程度知識を身につけてるという事実は、昨今のエンジニア不足の社会では価値が出ます。
即戦力とは言えないと思いますが、実務に取り掛かってもらうまでの教育コストが低くなるのは企業的にも嬉しいものです。
そのため、多くの会社から採用を頂けると思います。
そうなると、雰囲気が合わなそうや給料が低い、残業が多そうなどのの避けたい嫌な面を他企業と比較することができ、ブラックな会社を避けることが比較的容易になります。
プログラミングスクールで出会った人やメンターとの繋がりが出来る。
プログラミングスクールには同じような境遇の人が多いです。そのため色々と話も弾み、コネクションが作りやすくなります。
そして、コネクションが出来ますと就職する時は情報の共有など、転職する時はコネで入社することが可能になったりと将来の可能性が広がります。
またメンターと1 on 1で会話などが出来るとそこから仲良くなり、メンターが所属しているコミュニティに誘って頂けたりとエンジニア界隈での繋がりが増えていくきっかけが出来るので良いです。
モチベーションの維持がしやすい
前述した通り、プログラミングスクールには同じ境遇の人が多いため「負けてられないぞ」とモチベーションの維持がしやすくなります。
また、わからないところや精神面的に少し辛い時など、同期やメンターに気軽に相談出来るのは心理的に安心出来ると思います。
プログラミングスクールに通い知識を身につけてから転職のデメリット
以下デメリットとなります。
高いお金を払うことになる
これは仕方のないことですが、やはり何十万という高いお金がかかってしまいます。
しかも、3ヶ月プログラミングスクールに通った程度では基本的な部分がわかってきたくらいで、ロクにシステムも作れないという人が大半のため、ポートフォリオなどを作りたい場合は半年から一年などの期間通う必要があります。
長く通った分だけ成果も出ますがお金もかかります。
プログラミングスクールでの最大のデメリットは、このお金がかかることに他ありません。
メンターの質が運ゲーとなる
プログラミングスクールは教材とメンターがついてくれるところが基本的に多いと思います。
そして教材だけだと後述する「独学」と変わりなく、メンターがいてくれることが最大のメリットとなるかと思います。
しかし、このメンターには残念な話ですが、あたりハズレがあります。
正直、プログラミングスクールでメンターをしている人たちは技術力が高い人そこまで多くいるわけではありません。
なぜかというと、実務でバリバリ出来るエンジニアは時給が1500~2000円、高くなっても3000円というメンターの仕事は時給が安すぎるからです。
その割にメンターという仕事は人の人生がかかっており、慣れない教えるという作業が伴います。
正直、僕もメンターとして活動したことがありますが、この時給でこの労力は割に合わないとやめてしまいました。
出来る人は最低時給3500円とかでエンジニアリングをしています。
もちろん教えることが好きな人や止むを得ない事情でメンター業務をしている方も多くいると思いますので全員が全員技術力が高くないとは限りません。教えることがうまい人も多くいます。
ただ、上記の事情から決して質の高くないメンターがおり、そのメンターに当たる可能性があるということも考慮しておいた方が良いでしょう。
プログラミングスクールに通い知識を身につけてから転職をおすすめしない理由
以上のメリット、デメリットを踏まえますと、僕は後述する「3. 未経験知識なしでいきなり転職。」が断然良いと考えるためです。
そして、一番の理由をあげるとすれば、プログラミングスクールに払うお金が高すぎて勿体無いというところですね。
また、プログラミングスクールは確かに学べることも多く良いのですが、僕は学習は基本的に「パラシュート勉強法」が効率良いと考えています。
パラシュート勉強法とは、体系立てて学習するのではなく、まず成果物を作ることを第一とし、その成果物を作成するのに対してどういった知識が不足しているかを洗い出して、その不足した知識をどんどん補っていく方法です。
プログラミングスクールはやはりスクールというだけあって、教材は基本的な知識をまず解説する段階から始めます。
僕はもうその段階をすっ飛ばしてしまった方が良いと考えています。
独学で知識を修得し転職
数ある方法の中で一番おすすめしない方法となります。
理由は簡単で、全くの知識なしから独学するのはとても難易度が高いからです。
まず一般的な偏差値の方では多くのところで躓き、学習効率がとても低くなってしまいます。
前述したプログラミングスクール等ではそういった背景などをメンターや教材が詳しく教えてくれるため、躓いても前に進むことが出来ますが、独学ではそうはいきません。
また、そういった学習効率が低い状態で、モチベーションの維持をするのは容易でないです。
この状態を仕事など終わってから行うのはとても厳しいのではないかと思います。
唯一、独学の良いところを紹介するのであれば、プログラミングスクールと比べ、お金的コストが低いところではないでしょうか?
しかし、それでもプログラミングスクールではなく後述する「3. 未経験知識なしでいきなり転職。」をおすすめしますが。
未経験知識なしでいきなり転職
僕はこちらの方法を一番おすすめします。
独学だと学習に躓き時間的コストがかかりすぎる、プログラミングスクールは高いお金がかかる。
そこで、未経験知識なしでいきなりエンジニアになることが一番おすすめです。
以降メリット、デメリットを踏まえ解説していきます。
未経験知識なしでいきなり転職のメリット
メリットは以下となります。
実務で必要な知識を学ぶことが出来る
実務で必要な知識を学ぶことが出来ます。
プログラミングスクールでは基礎的な知識を学べますが、実践的な知識はあまり多く学ぶことが出来ません。
実務的な知識というのは、リーダブルなコードの書き方、検索の仕方、開発フローなどです。他にもドキュメントの書き方など実務では多くの知識が必要となります。
実際、エンジニアとして働いていく際に必要になってくるのは上記のような知識となります。
特に検索の仕方などはエンジニアにおいて必須の知識となります。
こういった知識はやはり実務につき、必要に応じて修得していかないと中々身につけるのは難しいです。
スクールに通わないためお金がかからない
お金がかかりません。むしろ働いているためお金が増えます。
お給料を貰いながら知識を増やしていくことが出来ます。
これは特に大きいメリットではないでしょうか?
現役で活躍するエンジニアに直接教えて貰うことが出来る
実務で教えてくれる人は実際にエンジニアリングをしている現役のエンジニアの方となります。
現役のエンジニアの方は基本的にモダンな開発手法を探求していたり、自身でコードを書いていたりといった方が少なくなく、高い技術力の人が多いです。もちろん低い方も多くいますが。
また、教えてくれる人というのは会社側も早く戦力にして稼いで貰いたいためある程度出来る人をメンターとして任命します。
そういった技術力が高い人に直接教えて貰えると技術力はプログラミングスクールに通っている時と比べ格段に早く向上していきます。
未経験から転職する際の一番のメリットだと思います。
未経験知識なしでいきなり転職のデメリット
以下、デメリットとなります。
前述したメリットはとても魅力的ですが、何事も表があれば裏もあります。
良いところだけではありません。
以下のデメリットを覚悟した上で選択しなければいけません。
スキルがないため戦力になるまで仕事終わってからの勉強が不可欠で出来るようになるまで大変
やはり未経験知識なしですと、わからないことだらけです。
プログラミングスクールでは基礎的な知識を身につけられるため、このわからない部分を減らし苦労を少なくすることが出来ますが、未経験知識なしでのエンジニアリングは本当にわからないことだらけです。
帰ってからもひたすら本を読んだり、自分でプログラム書いてみたり、アルゴリズムなどの勉強をしたりと毎日寝る間も惜しんで勉強する必要があります。
やはり仕事なので、ある程度仕事は任せられますし、出来ませんじゃ済まされないです。
そのため何とかして出来るように必死で勉強して出来るようにしなければいけません。
上司にも色々と助けてもらうことが多いため、謙虚に真面目に仕事に取り組んでいく必要があります。
確実に今よりもはるかに脳も体も疲弊します。
しかもエンジニアリングというのは一朝一夕で身に付くものではありません。
数多くの知識や経験が必要です。辛い状況が半年~一年ほどは最低でも続くと考えないといけません。
事実、僕はあまりにもリソースを仕事と勉強に当てたため、当時同棲していた5年付き合った彼女とすれ違いすぎて別れることになりました。
それくらい必死にならなければいけません。
入社出来る会社はブラックが多い
未経験知識なしとなると、採用してくれる会社は少なくなります。
もちろん昨今のエンジニア不足の状況により、未経験でも活躍していけるよう研修体制を整えているホワイトな会社もありますが、人材を使い捨てと考えている会社も多いです。
スパルタで知識を叩き込み、使える人材に叩き上げ、残業休出当たり前の会社ももちろんあります。
そういった会社に入社してしまうリスクもあることを考えて頂きたいです。
未経験知識なしでいきなり転職をおすすめする理由
以上のメリット、デメリットを踏まえた上でも、やはり数ある選択肢のうちでは「3. 未経験知識なしでいきなり転職」のが現状一番良いと考えます。
それは「パラシュート勉強法」により効率よく実践的な知識を身につけられること、お金がかからないことが大きい理由となります。
最後に
以上、高卒肉体労働者という状態から渋谷のITベンチャーに未経験知識なしで転職し、月収80万のWeb系フリーランスエンジニアになった僕が、未経験からエンジニアになる最良の方法の共有でした。
未経験からエンジニアに知識なしで就職する方法などはまた別の記事で紹介したいと思います。
昨今のエンジニア不足や業界の就労スタイルなどもあり、エンジニアという職種は人気が出ていますが、その分、情報弱者から搾取する機会も増えています。
僕の記事が絶対に正しいとはもちろん言い切りませんが、こういった選択肢があるのだなという一つの情報として受け止めて頂ければと思います。
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