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フリーランスエンジニアが語るエンジニアが個人でサービスを開発する大変さと対策をご紹介します

エンジニアなら、一度は自身が作成したサービスでお金を稼ぎたいと考えたことはあるのはでないでしょうか?

僕もその一人です。

しかし、エンジニアがサービスを開発し、そのサービスが実際に多くのユーザーに使われ、収益をあげることができる人はほんの一握りだと思います。

また、サービスをリリースするまでに様々な障害があり、そもそも個人開発を諦めてしまうこともあるかと思います。

今回はそういった方に向けた記事です。

本記事の意図

本記事の意図は以下となります。

  • エンジニアの方に同じような苦労があるのだと感じて頂き努力の糧として欲しい
  • 自分なりの対策を知っていただき役立てて欲しい
  • 自分自身の思考整理

対象読者

本記事の対象読者は以下となります。

  • Web / iOS / Android系エンジニア
  • 個人開発でお金を稼ぎたい人
  • 個人開発でリポジトリを作ったはいいものの途中でコミットが無くなってしまうことが多い
  • 開発しようという意気込みがあるがYouTubeなど見てしまう

伝えたいこと

僕は以前にWeb系フリーランスエンジニアとして活動していて、実際に2つほどiOS / Androidアプリ(ハイブリッド)を開発してリリースしており、Angular + Rails APIのWebサービスも1つリリースしております。

そんな僕が実際にどういった体験をし、どのように対策をしてきたかお伝えします。

自身の体験談と対策

僕という凡人が考えたことは既に世の出来る人たちが作ってしまっている

体験談

本当この内容を多くの場面で感じてきました。

大体僕がこれは良いかも?と考えたサービスは詳細の差はあれどほとんど世に出ています。

「これは良い!」と思い既存のサービスがないか調べてみると、考え出したサービスよりはるかにユーザビリティの高いアプリがあったりと、正直サービスの開発を開始するまでが一番大変です。

僕も1エンジニアの端くれなので、やはり開発をするのは楽しいです。それなのに、サービスの案が出ないために(またはあっても上記理由によりボツになる)開発を出来ず、日々悶々とするだけなのは正直とても辛かったです。

言い方が悪いかもしれませんが、フリーランスになる前の正社員としてコードをひたすら書いているほうがまだ楽でした。。

要件はお客様が作りたいサービスがあるので粗方目星はついていて、後は実際にコードを書いてシステムに落とし込んでいく、時にはこうした方がいいのではないか?という提案もし、受け入れられたら何とも言えぬ喜びがありました。

しかも、それがチームであれば賞賛の声を頂ける時もあったりと、やりがいを感じながら進めていくことが出来ていました。

しかし、個人開発の場合、自分で1から全てを決めないといけないし、1人でずっと作業することになります。

果たしてこのサービスは使いたいと思われるの?自分の自己満足のものじゃないの?と自問自答がついて止みません。

これは相当なストレスです。

だだっ広い真っ暗な空間に一人残され、どこかにある一つの出口を「手探りで探してね」と言われているような状況です。

正直孤独でとても辛かったです。

対策

対策は自分を知るということです。

というのも、使われるサービスというのはその人が本当に欲しいとかこれがあったら本当に助かるというものになります。

この時、別に自身が必要としてなく使いもしないサービスを世に提供して、果たして世の人達が使ってくれるでしょうか?

おそらく使われないと思います。

本当に自身でこれが世の中にあったら便利だな、このサービスのこの部分がこうであったらもっと使いやすいのになと思ったものでないといけないと思います。

例えば、ドラムが趣味であればドラムやってる人たちと繋がりたいと思ったりします。そして、楽器やってる人たちの仲間募集掲示板のようなものを見に行きます。でも、もう少しニッチな部分で分類分け出来たら良いのにな〜とか思ったりするものです。こういった具体性のあるユーザーの意向というものは、自分が扱っているものからでしかなかなか見つけられないと思います。

でも、ユーザー分析等して自身が使わなくてもデータからユーザー層を導き出すことは出来るんじゃないの?

と考える方もいるかもしれません。

しかし、そもそも個人開発でユーザー分析データを手に入れるのは難しいですし、そういった開発はある程度のチームで色々な視点をもとに行わないと的外れなものになりがちだと思います。

まずは自分自身を知り、自分は一体どういったことが好きなのか、どういうことに興味があるのか、どういったことに課題を感じるのか等を理解することで、作りたいサービスというものは出来てくると思います。

アイデアが思いつかない

体験談

前述の通り、自身が興味あることなど自身を掘り下げていきました。

色々と自分の趣味思考が知り、普段どういったアプリを使い、どういったことに不便を感じているかも洗い出しました。

しかし、やはり既存のサービスがあったり、そもそもサービスのアイディアが思いつかず開発に移行出来ないという状態が長く続きました。

対策

下記記事にも記述しているのですが、まず**アイディアとはそもそも何か?**を自分なりに定義しました。

自分が考えだそうとしているもの、そのものをそもそも理解していないと考えようにも目的が定まっていなければ難しいと考えました。

アイディアが浮かばない方必見!アイディアを生み出す方法を紹介します

また、上記記事の「アイディアを生み出すために日頃気をつけたいこと」も実践しました。

やはりこの情報過多の時代、一朝一夕でユーザーが本当に使いたいというサービスは中々考えつけません。

アイディアは「既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」ので、既存のサービスを分解・分析し、他分野との組み合わせがないか等を日頃から分析するようにしました。

ついつい他の作業に時間を取られてしまって開発が出来ない

体験談

一人で作業していると、自分のペースで作業出来るため、休憩時間や作業時間は全て自分の裁量となります。

休憩時間にちょっとでもと考え、SNSやネットサーフィンを始めたらいつのまにか寝る時間になっていたことが多々ありました。

やはり人は楽な方向に流れやすい生き物なものだと強く実感しました。

対策

対策としては下記記事にも記述しているのですが、タイムトラッキングやメタ認知を行い、自身の行動を認識するようにしました。

やるべきことがあるのについついTwitterなど見ちゃう!時間の無駄遣いをやめたい!そんな方におすすめの方法があります。

自身の行動を客観的に捉えることができれば「いつの間にか」という状態を回避することが出来ます。

タイムトラッキングをしていれば、1日にどういった作業を行なっていたか?を客観的に捉えることが出来ますし、メタ認知が出来るようになると、そもそもSNSをしている状態を認識出来るようになるので、早く作業に戻らないとと意思を取り戻すことが出来ます。

「いつの間にか」の状態になっている時点で自身の行動に気づけないんじゃないの?

と思う方もいるかもしれません。

訓練を重ねていけばメタ認知が出来るようになっていきこの状態を回避できますし、もし難しい場合は、15分ごとに音がなるタイマーなどを置いておき、15分ごとに音で無意識の状態から抜け出せる仕組みを作っておくのも良いです。

また、そもそも集中が浅く、作業を継続することが出来ない場合は、↓の記事を参考にして頂くのも良いかもしれません。集中力を高めるために!集中が続かない方におすすめしたい方法

最後に

少し長くなりましたが、以上が元Web系フリーランスエンジニアがサービスの個人開発をしていた際に感じていた大変さと対策方法の共有となります。

エンジニアは物を作るスキルがあるので、どんどんサービス開発をしていきたいものですね。

そして、そのサービスが多くの人に使われるようなものであれば楽しいのではないでしょうか?

本記事が多くのサービス開発の助けになれば幸いです。

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